新建ち
しんだち
名詞
標準
newly rebuilt house
文例 · 用例
」 気の早い銀子の父親が、話がきまるとすぐ東京へ飛び出して行き、向島の請地にまだ壁も乾かない新建ちの棟割を見つけて契約し、その日のうちに荷造りをしてトラックで運び出してしまい、千葉を引き払った銀子たちがそこへ落ち着いたのは、夜の八時ごろであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
その植木屋も新建ちの一軒家で、売り物のひょろ松やら樫やら黄楊やら八ツ手やらがその周囲にだらしなく植え付けられてあるが、その向こうには千駄谷の街道を持っている新開の屋敷町が参差として連なって、二階のガラス窓には朝日の光がきらきらと輝き渡った。
— 田山花袋 『少女病』 青空文庫
七十一 躑躅の時分に一度ここへ寄って、半日ばかり遊んで行った外神田の洋服屋だとかいう男が、どこかの帰りに友達を一人連れて来て、新建ちの方の座敷で、女中を相手に無駄口を利きながら酒を飲んでいた。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
四、五軒並んだ新建ちのうちの一つが、それであった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
」 新建ちの新しい家の裏口へ入って行った犬が、内から聞える女の声に呼び込まれて行ったのは、それから大分|経ってからであった。
— 徳田秋声 『爛』 青空文庫
収拾のつかない破綻が落ちている倉の外壁や青草にまで滲み出ているようなのに、順平は、町から買って来る繻子足袋をはいて、そこだけはしっかりしている新建ちの座敷で、小さい急須から小さい茶碗にとろとろと茶を注いでのんでいた。
— 宮本百合子 『猫車』 青空文庫
その新建ちの座敷の縁側には都会風な硝子戸が入っているが、床の間や欄間の壁は今に中塗りのままで何年かを経た。
— 宮本百合子 『猫車』 青空文庫
縁や床の下から竹の出て来るなどは、田舎家の常ではあるが、其が彼の常用の書斎、莚敷きの土間に出て来たなど言ふのは、此莚敷きの三畳と、共に並んだ二畳間とだけが、火事直後、急拵への仮り屋のまゝを、新建ちへとり込んだものと見られる。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
作例 · 標準
これは新建ちの家だから、内装も最新のデザインだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
祖父が建てた家は古くなったので、完全に新建ちすることになった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
昔の面影を残しつつ、最新の設備を導入した新建ちの旅館が人気だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
to build a house anew
作例 · 標準
古くなった実家を来年、新建ちする予定だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
地震で被災した地域では、多くの人が家を新建ちしている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は念願のマイホームを、ゼロから新建ちすることを選んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash