宿引き
やどひき
名詞
標準
hotel or lodging house tout
文例 · 用例
どの宿という心当りもなかったが、無作法なる宿引きが、電車の中の客席へ割り込んで、あまりにツベコベと、一つの宿屋を吹聴するので、宿引の来ない宿屋にゆくに限ると決め、電車の窓から投げ込まれた引札の中から選り取って、大外河を姓とする芙蓉閣なる宿屋へ、昼飯を食べに入った。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
浜へ汽船が着いても宿引きの人は来ぬ。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
まるで宿引きか男めかけのような奴ばっかりじゃ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
降りて見ると、改札口につきものの嫌な宿引きさえ一人もいない。
— 宮本百合子 『長崎の印象』 青空文庫
荷物を三浦華園の宿引きに頼んで、私は暮れそめた瀧川の町を歩いて宿へ行つた。
— ――北海道の旅より―― 『摩周湖紀行』 青空文庫
宿引きに、金太夫と云ふ旅館へ連れて行かれた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
年寄りの宿引きの案内で、山吹荘といふ小さい旅館へ案内された。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
ピアに立って居るのは、宿引きのような男水夫達だけ。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
駅前でしつこい宿引きに声をかけられ、困ってしまった。
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昔の港町では、宿引きが観光客を呼び込んでいたという。
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彼は宿引きの仕事を辞め、新しい人生を始めた。
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