日待
ひまち
名詞
標準
文例 · 用例
だから、私を信用して、おもて沙汰にするのは、きょう一日待って下さいな。
— 太宰治 『ヴィヨンの妻』 青空文庫
人の死ぬのを一日待に待ち殺して、あとでよい眼を見ようというはずるいことだ。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
」と私は努力して微笑し、「とにかく、その同志糾合は、二、三日待ってくれませんか。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
」「いえ、ほんとに明日、――明日待ってます。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
「――毎日待ってました。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
じゃ、明日待ってます。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
明日はいよいよ鷹が貰えると思ってさんざんに待ちかねて、やっとその日になってみると鷹は今ちょうどトヤに入っているからもう二、三日待ってくれというのである。
— 寺田寅彦 『鷹を貰い損なった話』 青空文庫
ひどくがっかりして、しかし結局あきらめて辛抱して待って、さてもういいかと思って催促すると、今度は何とかがどうとかして何とかで工合が悪いからもう二、三日待てという、その何とかが実に尤千万な何とかで疑う余地などは鷹の睫毛ほどもないのだから全く納得させられる外はなかった。
— 寺田寅彦 『鷹を貰い損なった話』 青空文庫