車中
しゃちゅう
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #18032 · 青空 417 例
標準
in a train (car, bus, etc.)
文例 · 用例
一八の屋根に鶏鳴きて雨を帯びたる風山田に青く、車中には御殿場より乗りし爺が提げたる鈴虫なくなど、海抜幾百尺の静かさ淋しささま/″\に嬉しく、哀れを止むる馬士歌の箱根八里も山を貫き渓をかける汽車なれば関守の前に額地にすりつくる面倒もなければ煙草一服の間に山北につく。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
横濱、新橋間の車中に於いて、窓外の日本の風景を眺めながらの興奮、ならびに、それから二箇年間、東京の弘文學院に於ける純眞にして内氣な留學生々活。
— 太宰治 『「惜別」の意圖』 青空文庫
車中の一行は、明朝の登山を控えて、「この雲では山は雨かな」と心配すれば、「なあに、雲は低いですよ、すっぽり抜けると、上はカラカラの上天気ですよ」などといい合った。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
それでもプラツトホームを走りながら、念のために車中を一箱づつのぞいて見た。
— 萩原朔太郎 『大船驛で』 青空文庫
汽車が土耳古に這入ると車中の美しい女はみんなばたばた下車してしまって孟買までの通しの切符を持った英国人の布教師の博物館のような顔と、目に見えて黒いものが車室にふえてくるのです。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
刹那に、躍り出た仲間は娘を車中へさらいこむ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
車中〔一〕夕陽の青き棒のなかにて、 開化郷士と見ゆるもの、葉巻のけむり蒼茫と、 森槐南を論じたり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
車中〔二〕稜堀山の巌の稜、 一|木を宙に旋るころまなじり深き伯楽は、 しんぶんをこそひろげたれ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
作例 · 標準
長距離移動なので、車中で読書をするために本を数冊持ってきた。
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電車の車中で、隣に座っていた外国人観光客と片言の英語で話した。
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車中での時間を有効活用して、今日の仕事のメールをチェックしている。
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