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勝手元

かってもと
名詞
1
標準
in and about a kitchen
文例 · 用例
勝手元の方へ知らせてやろう。
岡本かの子 五月の朝の花 青空文庫
勝手元では鼠が味噌濾や鍋をがたがたさせる音に雑って、水道の水がぽたぽたと落ちる音がした。
梶井基次郎 不幸 青空文庫
嫁が働きだすと、ばあさんも何だかじっとしていられなくなって、勝手元へ立って行った。
黒島傳治 老夫婦 青空文庫
黒田五十五万石の勝手元に火の付くような事になろうやら知れぬ。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
後に――丸山福山町に、はじめて一葉女史を訪ねた歸り際に、襟つき、銀杏返し、前垂掛と云ふ姿に、部屋を送られて出ると、勝手元から、島田の十八九、色白で、脊のすらりとした、これぞ――つい此の間なく成つた――妹のお邦さん、はら/\と出て、「お麁末樣。
泉鏡太郎 麻を刈る 青空文庫
しかし、どの家も、どの家も、裏手、水口、勝手元、皆草花のたしなみがある、好みの盆栽も置き交ぜて。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
やがてそわそわと立ち上り、勝手元へ出てみると、義枝はしきりに竈の下を覗いていた。
織田作之助 婚期はずれ 青空文庫
怒った顔二つ暫時にらみ合って、やがて仲人の帰ったあと、勝手元であきれた物音や叫び声がして、おどろいておたかが出て見ると、義枝と定枝が掴み合っているのだ。
織田作之助 婚期はずれ 青空文庫
作例 · 標準
祖母はいつも勝手元で忙しそうにしていた。
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昔の家は、勝手元の近くに井戸があった。
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新築の家では、勝手元を広々と使いやすく設計した。
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勝手元から良い匂いが漂ってきて、食欲をそそる。
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