威喝
いかつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
threatening
文例 · 用例
」 ふたたびミサコは肥大した女を威喝するように女記者に云った。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
私は一寸軽蔑したいような気持になりましたが振り向いて指示された空を見た時、北の方に怪物のような大雲を見て何だか威喝されたように不安に胸がおどりました。
— 岡本かの子 『母と娘』 青空文庫
いつか別の客に向つて、あれほどの圧倒的な威喝を浴せた男であるからには、いつかは短気を起して私の上にも目ざましい罵りを加へるだらう――私はそういふ光景を自分の上に想像して、吾ながらの生気を呼び反したいといふやうな憐れな状態だつた。
— 牧野信一 『病状』 青空文庫
想ふに秀吉往々威喝を用ゐて人を屈するを慣術とすれども、亦敢て籠裡の小禽をば無益に殺生せん暴人にはあらじ。
— 芥川龍之介 『大久保湖州』 青空文庫
この歩みに抗する一切の系統を イバラを積重ねるふやけた脳髄を 戦争を強要する兵隊靴の威喝を歴史の教科書にまで叩込むんだ!
— 佐藤武夫 『イリイッチの長靴』 青空文庫
ところで、二人の交通氏の方は、そんな未熟な威喝などを相手にするようすもなく、「冗談いうねえ。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
彼の威喝に欺かれ恐れて引きて可ならむや!
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
』しか陳ずれば双の馬、主公の威喝恐れつゝ、激しく驅くる、然れども間なく忽ち勇猛の、アーンチロコス目前に、窪める狹き路を見る、冬の雨水|滔々と集り寄せて道崩し、 420あたりをすべて推し窪め、深き低地となす處、他と衝突の患避け、そこに向へりメネラオス。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
作例 · 標準
法廷での証言を拒むよう、組織の幹部が証人を威喝した疑いで再逮捕された。
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借金の取り立てに際し、深夜に大声で怒鳴りつけるなどの威喝行為が繰り返されていた。
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権力による威喝をもって相手を畏縮させ、無理やり不利な契約に署名させることは断じて許されない。
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上司は威喝的な口調で部下のミスを執拗に責め立て、職場全体の士気を著しく低下させた。
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