遺志を継ぐ
いしをつぐ
表現動詞-五段-ガ行
標準
to follow someone's last wishes
文例 · 用例
壮年の活溌、能く吾々長老の遺志を継ぐべしと信ずれども、全体の気品を維持して固有の面目を全うせしむるの一事は、特に吾々先輩の責任にして、死に至るまで之を勤るも尚お足らざるを恐るゝ所のものなり。
— 福澤諭吉 『〔気品の泉源、智徳の模範〕』 青空文庫
彼ら二人が始めたる俳諧は、彼らの自ら作りて自ら娯みしに過ぎずして、一人の弟子もなく、かつ彼らの死後|暫しは彼の遺志を継ぐべき人も世に出でざりき。
— 正岡子規 『古池の句の弁』 青空文庫
当時の日本の国情では乱暴極まる計画で、将軍に会はないうちに命を落してしまふのが当然すぎる筋書だつたが、拷問刑死は覚悟のことで、ただ日本開教者フランシスコ・サビエルの遺志を継ぐことだけが一途の念願であつた。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
故人が、貧民救済には、随分心を用いていたのだけれども、多用だったり、基金が無かったりして、意のままにはならないで終ってしまったから、自分達がその遺志を継ぐのは当然のことであるというのであった。
— 宮本百合子 『貧しき人々の群』 青空文庫
いまの七兵衛はその子であるが、父親の遺志を継ぐ気持だろう、自分でやって来て「材木のほうは手を打った、必要なら幾らでもまわす」と云い、とりあえず仮小屋を建てることになった、ということである。
— 山本周五郎 『ちいさこべ』 青空文庫
しかしどうか先生の御遺志を継ぐという点もお忘れなく、なるべくわれわれの望みをおかなえ下さい」 それで話は終り、志保は茶を替えに立った。
— 山本周五郎 『菊屋敷』 青空文庫
女工員 五十嵐博士変死事件の半月ほどのち、老博士の遺志を継ぐ学者達の研究室は、不吉な××温泉村の別荘を引きはらって、そこから自動車で一時間半の高原地帯にある大和航空機製作所内に移転した。
— 江戸川乱歩 『偉大なる夢』 青空文庫
作例 · 標準
「父の遺志を継ぎ、この老舗の暖簾を守っていく決意です。」
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亡くなった慈善家の遺志を継ぎ、設立された財団は今も多くの人々を支援している。
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恩師である彫刻家の遺志を継ぎ、独自の作風で新たな表現を追求する。
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「地域の活性化に生涯を捧げた祖父の遺志を継ぎ、私も町おこしに貢献したいと考えています。」
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