去んぬる
さんぬる
連体詞
標準
last ... (e.g. "last April")
文例 · 用例
去んぬる十三日、相携へて京橋なる新聞社に出勤せり。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
去んぬる年、一葉女史を、福山町の魔窟に訪ねたと同じ雑誌社の用向きで、中洲の住居を音信れた事がある。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
「去んぬる五日、徴士横井平四郎を、寺町に於いて、白日斬殺に及びし者あり。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
去んぬる長光寺の城攻めの折も、夫は博奕に負けましたために、馬はもとより鎧兜さえ奪われて居ったそうでございます。
— 芥川龍之介 『おしの』 青空文庫
―慶長訳 Imitatione Christi―一 去んぬる頃、日本長崎の「さんた・るちや」と申す「えけれしや」(寺院)に、「ろおれんぞ」と申すこの国の少年がござつた。
— 芥川龍之介 『奉教人の死』 青空文庫
……眼にあまりまして、去んぬる年、勘当いたしましたが、いかに無頼でもそこは血の濃さ。
— 氷献上 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
「この玄沢坊、昨夜霊夢を被り、畏くも仏勅を承って参ったぞ」「――――」「去んぬる歳、拙僧湯殿山に籠り、生身の大日如来を拝まんと、三七二十一日の間、断食の熱願を籠めたのじゃ。
— お竹大日如来 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
抑此事の由来を尋ぬるに、去んぬる弘治三年の秋薬師寺家の家老馬場和泉守石山本願寺の勢を頼みて主家を横領しければ、淡路守政秀公父祖代々の領地を被逐堺の津より中国へ落延給ひ、その後遂に行衛だにも知れざりけり。
— 谷崎潤一郎 『武州公秘話』 青空文庫
作例 · 標準
去んぬる四月、母校の校庭には見事な桜が咲き誇っていた。
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去んぬる二十日の記録を確認したところ、数値に異常は見られなかった。
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去んぬる夜の出来事が、今でも鮮明に脳裏に焼き付いている。
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