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燎原

りょうげん
名詞
1
標準
agricultural burning
文例 · 用例
小初は腰の左手を上へ挙げて、額に翳している右の腕に添え、眩しくないよう眼庇しを深くして、今更のように文化の燎原に立ち昇る晩夏の陽炎を見入って、深い溜息をした。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
もしも国民の大多数の尊敬しあるいは憎悪するような人が死にでもすればそのうわさは口から口へいわゆる燎原の火のように伝えられるものである。
寺田寅彦 一つの思考実験 青空文庫
諸王は国中に臨きて、京に至るを得る無かれ、と云えるは、蓋し其意諸王其の封を去りて京に至らば、前代の遺※、辺土の黠豪等、或は虚に乗じて事を挙ぐるあらば、星火も延焼して、燎原の勢を成すに至らんことを虞るるに似たり。
幸田露伴 運命 青空文庫
燎原の勢、八ヶ国は瞬間にして馬蹄の下になつてしまつた。
幸田露伴 平将門 青空文庫
続いて露領沿海のタラバ蟹に延焼し、加察加の鮭、鰊と宛然に燎原の火の如く、又は蘇国の空軍の如く、無辺際の青空に天翔る形勢を示したが、その途端、何気なく差した湊屋の盃を受けて唇に当てたのが運の尽き、一瞬の中に全局面を、無学文盲の親友に泄われてしまった。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
実際そんな単純な考えが熱狂的な少数の人の口から群集の間に燎原の火のようにひろがって、「芝」を根もとまで焼き払おうとした例が西洋の歴史などにないでもなかった。
寺田寅彦 芝刈り 青空文庫
燎原の煙のやうな亂雲が朝の活動を始めたかの如くむら/\と其山から空へ吹き立つて居る。
長塚節 旅の日記 青空文庫
(三月四日)     誤謬 門前の雀羅蒙求を囀ると説く先生あれば、燎原を焼く火の如しと辯ずる夫子あり。
―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 骨董羹 青空文庫
作例 · 標準
春になると、山間のあちこちで燎原の煙が上がり、独特の匂いが漂う。
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燎原は、害虫を駆除し、新しい草の芽生えを促すための伝統的な農法だ。
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環境への配慮から、近年では大規模な燎原を行う地域は減少している。
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