濫りがましい
みだりがましい
形容詞
標準
morally corrupt
文例 · 用例
だいいち、あの子はいたって内気もの、みだりがましい男狂いのうわさなぞなにひとつござりませぬのに、なんとしたのでござりましょう。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
先刻からいこう酔いくずれて、みだりがましい姿を人びとに見せまいと、この木蔭まで逃げてまいったほどじゃ」と、兼輔は扇を額にかざしながらほほえんだ。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
ひとつ置いて向の部屋にゐた男女の、みだりがましい姿を想像すると、心はおちつきを失つてしまふ。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫
みだりがましい話をしたり、手を握つたり、晩に泊りに來てくれなどゝ云つてゐる聲は、三田の部屋まで聞えて來た。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫
「そんなことは今始まったことじゃない」などと愚にもつかぬことを言って、この話の記憶を遠ざけてしまって、カフェにはいって、みだりがましい言葉をはいて、この乙女の記憶を辱かしめようとするか。
— AUX JEUNES GENS 『青年に訴う』 青空文庫
あなたはやはり品のある少しもみだりがましい樣子を見せてゐない方だ、どういふ嚴肅貞實な夫人であつても、何處かに女の持つふしだらなものが色氣に交つて現れてゐるものだが、あなたにはそのみだれか見えない、大嘘つきのやうに男と寢たことなんて一度もないやうな顏をしていらつしやる。
— 室生犀星 『はるあはれ』 青空文庫
山上元の「自伝」の中に、クリスチャンだった青年時代の彼が、小説はみだりがましいものだと感じたという一節があったのを思い出したのだ。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
路地へはいると、ようやく酒もりも終ったとみえ、姦しく笑ったり、あけすけにみだりがましい言葉を投げあったりしながら、女房たちが別れ別れに出てゆくところだった。
— 山本周五郎 『おれの女房』 青空文庫
作例 · 標準
彼の濫りがましい言動は、周囲から非難された。
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濫りがましい考えを持つと、ろくなことにならない。
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「あの人のやり方って、ちょっと濫りがましいと思わない?」
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