径二
けいに
名詞
標準
文例 · 用例
二、三十尺の高さに噴き上げている水と蒸気を止めるために大勢の人夫が骨を折って長三|間、直径二インチほどの鉄管に砂利をつめたのをやっと押し込んだが噴泉の力ですぐに下から噴き戻してしまうので、今度は鉄管の中に鉄棒を詰めて押し入れたらやっと噴出が止まった。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
長径四インチ短径二インチくらい、色はやや蒼味を帯びているが非常に純粋なるものだそうな。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
今夜、揚花火の結びとして、二尺玉が上るということになって居て、町の若者達もその直径二尺の揚花火の玉については、よほど前から興奮して話し合っていたのです。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
彼の家のある下馬沢を中心に、半径二三里ほど多少|歪みのある円に描いた範囲内の郊外だけだった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
急いでそっちへかけて行って見たらあったあったもう径二|米ほどの大きな鉄釜がちゃんと煉瓦で組んで据ゑつけられてゐる。
— 宮沢賢治 『税務署長の冒険』 青空文庫
若い各種の楓が軟かいその枝葉を風に戦がせてゐる下に、径二尺もあらうと云ふ美事な歯朶が、野菜のやうに作られてあつた。
— 徳田秋聲 『芭蕉と歯朶』 青空文庫
これは直径二二ミリだ。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
こうなってしまうと発掘調査が必要だが、半径二〇メートル以内には収まっているだろう。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫