幻辞.com

早業

はやわざ
名詞
1
標準
quick work
文例 · 用例
そこへ又そのお熊どんの愛嬌と腕前が両親も驚く自由自在で、本職の者に両手を押えられても瞬き一つせぬ手練の早業
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
じくじくと考えている彼の眼がきゅうに輝きだして、湯気を立てんばかりな平べったい脂手が、空を切って眼もとまらぬ手真似の早業を演ずる。
有島武郎 星座 青空文庫
ナポレオンが手下の騎兵を使う時でも、斯うまでの早業はむずかしろう。
有島武郎 かんかん虫 青空文庫
」と茶の道に侍うたる小間使の秀、御次へスルリ、辷出でて東の縁の雨戸一枚外して取るや否や、わんと飛付くを、叱――叱りながら、ちょいと妙な手附をして、帰天斎手品の早業「じゃむこう、御苦労だね。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
淺草でも、銀座でも、上野でも――人の往來、店の構へ、千状萬態、一卷に道中の繪に織込んで――また内證だが――大福か、金鍔を、豫て袂に忍ばせたのを、ひよいと食る、其の早業、太神樂の鞠を凌ぐ……誰も知るまい。
泉鏡太郎 麻を刈る 青空文庫
ちょいと内証で、人に知らせないように遣る、この早業は、しかしながら、礼拝と、愛撫と、謙譲と、しかも自恃をかね、色を沈静にし、目を清澄にして、胸に、一種深き人格を秘したる、珠玉を偲ばせる表顕であった。
泉鏡花 木の子説法 青空文庫
男は燃未了の薪を把って、鳥を目がけて礑と打つと、実に眼にも止らぬ早業で、一羽の石燕は打つに随って其手下に落ちた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
其奴の白状した処では、電車の中で掏った時、大不出来しに打攫まって、往生をしたんだが、対手が面を撲ったから、癪に障って堪らないので、ちょうど袖の下に俯向いていた男の袖口から、早業でその紙入をずらかし込んで、もう占めた、とそこで逆捻に捻じたと云うんだね。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
作例 · 標準
彼の絵は、一筆で対象を捉える早業で描かれている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その職人は、見事な早業で複雑な部品を組み立てていった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
マジシャンは観客を驚かせる早業を次々と披露した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash