葉面
ようめん
名詞
標準
文例 · 用例
※の木立はものうげに、無心に、まるで当所なきさすらひ人のやうに、高く雲間に聳えたち、まぶしい陽の光りが絵のやうな青葉のかたまりを赫つと炎え立たせると、その下蔭の葉面には闇夜のやうな暗影が落ちて、ただ強い風のまにまに黄金いろの斑紋がぱらぱらと撒りかかる。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
坐ると、第一に植込みの葉面が迫って来る。
— 宮本百合子 『九州の東海岸』 青空文庫
曰ク「ヘルベルト、スペンセル」、「プリンシプル、オフ、サイコロジー」卷ノ一、葉面三百六十三學術ノ進歩ハ、徒ニ知識ト適用トヲ蓄積スルニ在ル耳ナラズ、印象ヲ受ルコトモ、作用ヲナスコトモ、夾雜組織スルコト一層高キニ在リ。
— 西周 『學問ハ淵源ヲ深クスルニ在ルノ論』 青空文庫
すなわちその葉が風に吹かれるとその風が葉面に当たってその葉を一方に押しやる。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
今これをトウジュロに比べればワジュロは稈の丈け高く、葉は大にしてそのよく成長したものは、その葉面の長さ六七センチメートル、横幅一〇一センチメートル、裂片の広さ四四ミリメートルに達することがある。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
葉は披針形で尖り、無柄で茎に互生し茎と共に毛があり、葉面は白緑色を呈している。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
スミレ、すなわち Viola mandshurica W. Beck. は宿根草で、葉は一|株に叢生し長葉柄があり、葉面は長形で鈍鋸歯がある。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
長い葉柄を具え、葉面は楕円形で重鋸歯があり、葉質は軟らかくて皺がある。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫