賀春
がしゅん
表現
標準
New Year greeting
文例 · 用例
◇ 古賀春江の絵は好きだが、それは彼が病人であつて、あゝいふ絵をかいたから良いので、もし健康な普通の人があゝいふ絵を描いたらはり倒してやりたい位である。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
龍江には異常な霊の力があって、海に溺れる運命だった弟の命を救ったり、一ぺんも行ったことのない愛人の書斎に、古賀春江の絵と広重の版画とがかかっていて、雪の降る日背中に赤ん坊を背負った男が偶然雪かきをやらせてもらいに来たりするところまでをあてる。
— 宮本百合子 『文芸時評』 青空文庫
……清元千賀春が死にましたね」「ほほう、そりゃア、いつのこった」「わかったのは、つい、二刻ほど前のことでございます。
— 三人目 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
……千賀春が死んだときいたら、ほっとするむきア、三五人じゃきかねえだろう。
— 三人目 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
……旦那まで千賀春の御講中だったたア、今日の今日まで、存じませんでした。
— 三人目 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
」 千太は、こうっと、と言いながら、科でなぞって見て、「あッ、左手でした」「千賀春は、左ききか」「そ、そんな筈はありません」「妙じゃねえか」 千太は、眼を据えて、「な、なるほど、こりゃア、おかしい」 急に、膝を乗り出して、「すると、殺っておいて、誰か手に持たせた……」「まずな。
— 三人目 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
……あそこへ鍼を打たれたら、こりゃア、ひとったまりもねえの」 千木は、感にたえたようすで、「なるほど、うまく企みやがった」「近所で聞き合わして見ると、杉の市という按摩鍼が、いつも千賀春のところへ出入りしていたという。
— 三人目 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
……千賀春こと人手にかかってあえない最期。
— 三人目 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
年賀状の冒頭に力強い筆致で「賀春」と墨書きし、お世話になった恩師への新年の挨拶とした。
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商店街の入り口に、赤い太文字で「賀春」と書かれた大きな看板が掲げられ、正月気分を盛り上げている。
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「賀春」と記された美しいのし紙をかけて、実家へ持参する高級和菓子の手土産を用意する。
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