今しき
いましき
名詞副詞
標準
now
文例 · 用例
その夢の中で、天照大神と高皇産霊神のお二方が、建御雷神をおめしになりまして、葦原中国は、今しきりに乱れ騒いでいる。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
三日の約束がもう五日になるでねえか」 半七は表から覗いてみると、今しきりに呶鳴っているのは、三十五六の赭ら顔の大男で、その風俗はここらの馬子と一と目で知られた。
— 鷹のゆくえ 『半七捕物帳』 青空文庫
原口は今しきりに美禰子に何か話している。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
最もわかりやすい例で言えば昨今しきりに問題になつている映畫藝術は決して觀念から生れたものでなくて、或る時代に活動寫眞が發明された爲めに生じたものである。
— 平林初之輔 『唯物史觀と文學』 青空文庫
高い大きな枯木の上で、カラスが拡声器をすえて、今しきりに、こんなことを喋っています。
— 原民喜 『ペンギン鳥の歌』 青空文庫
「ところが、僕の工場には今しきりにロシアの手が這入って来てるのでね。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
赤坂の芸者にひっかかった尻ぬぐいその他すっかりさせた男、段々隣保館で勢力を得て、今しきりに反竹内熱をたきつけて乗とろうとして居る。
— 宮本百合子 『一九二七年春より』 青空文庫
外で食事をとったり、帰宅を急がなくてもいい身の上になったことが、今しきりに顧みられた。
— 原民喜 『死のなかの風景』 青空文庫
作例 · 標準
今しき世の中では、こういった古い習慣は敬遠されがちだ。
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「今しき若者は、そんなことまでスマホで済ませるのかい」と祖父が驚いた。
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今しきの流行を追いかけるのも疲れるが、全く知らないのも不便だ。
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