雑詩
ざつし
名詞
標準
文例 · 用例
其の詠ずるところの雑詩の一に曰く、志士は 苦節を守る、達人は 玄言に滞らんや。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
姑く集中の詩に就て検するに、常遊雑詩十九首があつて、中に太田と註した一絶がある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
その百七十二 備後では此年文政八年の暮に、菅茶山が「歳杪雑詩」の五律三首を作り、又除夜に始て雪がふつたので「除夜雪」の五律を作つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
予、宋白尚書の玉津雑詩を読むに、云ふあり、坐臥将何物、陶詩与柳文と。
— その七 ――放翁詩話三十章―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
哈爾賓雑詩二首俄人少女競春妝。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
(二月十日) 昨日の風流 趙甌北が呉門雑詩に云ふ。
— ―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 『骨董羹』 青空文庫
夢と現実 (雑詩四十章)明日明日よ、明日よ、そなたはわたしの前にあつてまだ踏まぬ未来の不可思議の路である。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
薔薇の陰影 (雑詩廿五章)屋根裏の男暗い梯子を上るとき女の脚は顫へてた。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫