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名詞
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標準
文例 · 用例
そうしてその上で「人の心は飛鳥川、変るは勤めのならひぢやもの」という懐疑的な帰と、「わしらがやうな勤めの身で、可愛と思ふ人もなし、思うて呉れるお客もまた、広い世界にないものぢやわいな」という厭世的な結論とを掲げているのである。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
それは目的もなく帰もない、人生の虚無と果敢なさを表象しているものではないか。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
それといふのが世態で何しろ神経生存だけになつてゐて、まづまあ金ピカ流儀を覚えて「嗤はれないやうに嗤はれないやうに」か、又一方「我等は若きプロレタリアだツ」になるほか差当つて帰を知らないからである。
中原中也 音楽と世態 青空文庫
」軍功の帰は分明にして置かなければならぬ。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
諸家の諸説が紛々として帰の定まらぬところに、郷土学の妙味がある様子である。
太宰治 津軽 青空文庫
それで、各地方でこういう風の日々変化の習性に通じていれば、その変化の異常から天気の勢を知る手がかりが得られるわけである。
寺田寅彦 海陸風と夕なぎ 青空文庫
「それも面白かったなあ、わははははあ」「何ですよ、この人は……そんな大声で笑って」 規矩男は今度は大真面目になって、「だけど運命の勢はそうはさせませんね。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
その弟は、学校を出て船に努めるようになり、乗船中、海の色の恍惚に牽かれて、海の底にった。
岡本かの子 雛妓 青空文庫