采地
さいち
名詞
標準
文例 · 用例
慶応紀元に列侯の采地に就くものがあつて、孫の主君中川久昭も亦豊後竹田に赴いた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
伊豆塚本に采地を授けらる。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
實收三萬石の采地である。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
併し采地は依然としてをつた。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
天野信景の『塩尻』巻五三に、人男女の二根を具するあり、獣もかかる物ありやという人|侍る、予が采地愛知郡本地村民の家に、二根ある馬ありて、時々物を駄して来る、見るに尤うるさく覚え侍るといえるは、その見ネロに勝る事遠しだ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
かつ往々霊験あるを以て采地を賜う。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
その邸宅は、ヴィレル修道院に第六の采地を寄進したあのソムレル侯ユーゴーによって建てられたものだった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
フランスの最も富裕な采地の領主であった彼は、スウィスにおいては食に代えるために古い馬を売り払った。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫