楊柳
ようりゅう
名詞
標準
文例 · 用例
この詩のモチーヴとなってるものは、漢詩のいわゆる楊柳杏花村的な南国情緒であるけれども、本質には別の人間的なリリシズムが歌われているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
熱あるものは、楊柳の露の滴を吸うであろう。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
鷦鷯のやうに敏捷に身を飜して、楊柳や月見草の叢を潜り、魚を漁つてゐる漁師たちに訪ね合はしてゐる直助の紺の姿と確かりした声が、すぐ真下の矢草の青い河原に見出された。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
枝に、大慈の楊柳の俤があつた。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
三男の隆景は時の人これを楊柳とよんで容姿端麗な武士であった。
— 菊池寛 『厳島合戦』 青空文庫
」と、準之助氏が面を吹いて寒からず楊柳の風といったような、おだやかな声でいった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
膳を引くとき、小女郎が入口の襖を開たら、中庭の栽込みを隔てて、向う二階の欄干に銀杏返しが頬杖を突いて、開化した楊柳観音のように下を見詰めていた。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
南岸は崖になつてゐるが、北の岸は低く河原になつて、楊柳が密生してゐる。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
ヤナギ科ヤナギ属の樹木。ヤナギを参照。 薄手の織物の一種。縦方向にシボを出した織り方で、柳の葉を重ねたように見えることから。クレープ、縮(ちぢみ)ともいう。 楊柳 (ボクサー) - 中国のボクサー。2023年世界女子ボクシング選手権大会金メダリスト、2024年パリオリンピック銀メダリスト。
出典: 楊柳 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0