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巨魁

きょかい
名詞
1
標準
ringleader
文例 · 用例
此の戦国時代に起つた博奕は、太平の世になつても引続いて勇気の多い、事を好む徒輩の間に盛んに行はれて居たので、尤も元文(吉宗)になつて一度禁制はされたものゝ天明前後(家治)から又た盛んになり、所謂侠客は隠然として博徒の巨魁たる観を呈して居た。
幸田露伴 侠客の種類 青空文庫
』と突然大檣の影から現はれて來たのは、色の黒々とした、筋骨の逞ましい年少少尉、此人は海軍兵學校の生活中、大食黨の巨魁で、肺量五千二百、握力七十八、竿飛は一|丈三|尺まで飛んで、徒競走六百ヤードを八十六|秒に走つたといふ男、三|年の在學中、常に分隊の第一|番漕手として、漕力天下無比と云はれた腕前。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
赫奕たる此の明星の持主なる、(應)の巨魁が出現の機熟して、天公其の使者の口を藉りて、豫め引をなすものならむか。
泉鏡太郎 蛇くひ 青空文庫
△宮下太吉 今囘の大陰謀者の巨魁なり、初め紀州にありて後三重、名古屋を經て信州に入り、猛烈なる破壞思想を職工勞働者に直接注入するを以て自ら任ぜり、業は機械職工なり。
石川啄木 日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象 青空文庫
その巨魁は、弓削道鏡である。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
しかるに例の一村一社制でこの社を潰さんとせしより、村の小学校長津村孫三郎と檀那寺の和尚浮津真海と、こは国体を害する大事とて大いに怒り、百七、八十人徒党して郡役所に嗷訴し、巨魁八人収監せらるること数月なりしが、無罪放免でその社は合祀を免れたり。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
私は日本全国を震駭させつつある重大事件の巨魁が帝都の中央を悠然とタクシーで疾駆してゆく後影を見送りながら、何とも名状しがたい気持ちを抱いて、ぼんやりその場に立ちつくしていた。
平林初之輔 動物園の一夜 青空文庫
スルガホテルは旅館の最大なる者、茗渓楼は割烹店の最流行せる者、喫茶珈琲店の巨魁たる、小赤壁亭が一種の社交倶楽部的組織を以て、雅俗を問はず一般に歓迎せらるるは同亭に出入する煙草吸殻商の産を興したるにても知るべし。
正岡子規 四百年後の東京 青空文庫
作例 · 標準
警察は、犯罪組織の巨魁を逮捕するために、長期間の捜査を行った。
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その事件の黒幕、すなわち巨魁は、ついに国外逃亡を図った。
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彼は、仲間たちを扇動した巨魁として、裁判にかけられた。
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