敵前上陸
てきぜんじょうりく
名詞
標準
landing in the face of the enemy
文例 · 用例
御主人は、ジャンパーなど召して、何やらいさましい恰好で玄関に出て来られたが、いままで縁の下に蓆を敷いて居られたのだそうで、「どうも、縁の下を這いまわるのは敵前上陸に劣らぬ苦しみです。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
秀吉が本営名護屋に着いた四月の末頃には、既に行長清正相次いで釜山に敵前上陸し、進んで数城を占領して居る。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
或る時敵前上陸をするために私たちは舟艇に乘つて輸送船を離れた。
— 海野十三(佐野昌一) 『南太平洋科學風土記』 青空文庫
特攻隊をつくり出すまで非人道になり、絶望した若い人々を、そのせっぱつまった心理から、猛然として敵前上陸でも何でもしてしまうようにもって行った。
— ――小沢清の「軍服」について―― 『小説と現実』 青空文庫
」「その武器を積んだ船が六ぱいあれば、ロンドンの敵前上陸が出来ますよ。
— 横光利一 『微笑』 青空文庫
各地に転戦して、敵前上陸をすること十三回に及んだ。
— 豊島与志雄 『ジャングル頭』 青空文庫
「第一師団は、マニラの北方二百キロのリンガイエン湾に敵前上陸し、三日目にはマニラを去る六十キロのバコロ附近まで進出したのじゃったが、そこで勝手の悪い雨中戦をやり、おまけに山一つ向うのオロンガボオ軍港からの四十|糎の列車砲の集中砲火を喰って、その半数以上が一夜のうちにやられたということじゃ。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
つまり敵前上陸をやるつもりでなければ、この事は失敗に終ると言っている。
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫
作例 · 標準
激しい機銃掃射をかいくぐり、兵士たちは敵前上陸を強行した。
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敵前上陸作戦の成功には、空と海からの強力な援護射撃が欠かせない。
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砂浜に乗り上げた上陸用舟艇から、次々と兵士が敵前上陸を開始した。
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