生物体
せいぶつたい
名詞
標準
organism
文例 · 用例
無生物は、普通の外部的環境の中に存在するものであるが、生物体の各要素は所謂内部的環境の中に存在するといふことが両者間の唯一の区別点である。
— 平林初之輔 『エミイル・ゾラの文学方法論』 青空文庫
今尚ほ生気論者たちが神秘的な力を認めてゐる生物体も亦、物質の一般的機構によりて説明され、それに還元せしめられた。
— 平林初之輔 『エミイル・ゾラの文学方法論』 青空文庫
科学は、生物体に於ても無生物体に於ても、一切の現象の存在条件は同じであることを証明し、それによりて、生理学は徐々に、化学や物理学のやうな確実性を帯びて来た。
— 平林初之輔 『エミイル・ゾラの文学方法論』 青空文庫
私たちは、生物体の決定性を知るためには、無生物体の決定性から出発しなければならなかつた。
— 平林初之輔 『エミイル・ゾラの文学方法論』 青空文庫
『彼ら(生物は無生物体あるいは虚無から成立し得ると主張する人々)に懇願したいのは、一体いかなる筋道によって新しい有機物が成立するかを詳細に説明してもらいたい。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
世の中というものを仮に大きい、複雑な諸質、諸力の活動している生物体と見ると、その裡に入った一細胞としての個性は、何等かの意味で、各自の在るべき場所を得なければなりません。
— 宮本百合子 『われを省みる』 青空文庫
古来、至る所で、緑の生物体は、目に見えない始まりから――柔らかい大地や硬い岩から――成長しているし、人類よりもはるかに古くから、おびただしく、また沈黙して音を出さない種を形作っている。
— AT HAKATA 『博多にて』 青空文庫
且つ、かかる擬生物体飜弄の習性が主として男児に現われ易き事実に注意すべし――拙著、心理遺伝本論中、変型遺伝の部参照)なる事実と照合する時は、かかる心理遺伝が、斯の如き屍体飜弄の夢中遊行を誘起し得べき事、疑を容れざるべし。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
すべての生物体は、細胞を基本単位として構成されている。
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この薬は、特定の生物体に対してのみ毒性を示す。
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深海には、極限環境に適応した不思議な生物体が生息している。
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