左寄り
ひだりより
名詞-の形容詞名詞
標準
to the left (in location)
文例 · 用例
ポプラの梢を越して、多那川の灌漑地帯の田や畑地が見え、左寄りに東京から相模へ往来する電車の線路が見え、橋の両岸に町になりかけの人家が蝟っております。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
舟はいま夕暮富士を右手に、その三角洲の緩い彎曲線に沿うて左寄りの分流を走りつつすべりつつある。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
松原の幅は百間から二百間、その間にほゞ中央にではあるが、時には右寄り左寄りに我等の歩く徑が通じてゐる。
— 春の二三日 『樹木とその葉』 青空文庫
それを取り圍む形でやゝ遠く左寄りに眞城、達磨の山脈があり、近く右手に箱根連山があり、その中にも城山、寢釋迦山、鳶の巣山、徳倉山等の低きが相交はり、ずつと遠くには駿河信濃國境に連亙した赤石山脈が眞白に雪を被つてつらなつてゐた。
— 駿河灣一帶の風光 『樹木とその葉』 青空文庫
ともからは、波田が以前から、その後頭の左寄りのところにインチ丸ぐらいで深さ二寸ぐらいの穴を「ブチあけ」てやりたい、とつねづねねがっていたセキメーツ(二等運転手)が来た。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
そして海の向うには靜浦牛臥沼津の千本濱がずらりと見渡されて、その千本濱の少し左寄りの上の空に富士が圖拔けて高く聳えて居るのでした。
— 海邊八月 『樹木とその葉』 青空文庫
真向いに聳え立った槍や穂高の諸山を初め、この真下の窪みはもう飛騨の国で、こちらが信州地、あれが木曾山脈でそのなお左寄りが甲州地の山、加賀の方の山も見える筈だと身体を廻しながら老案内者の指し示す国から国、山から山の間には霞ともつかぬ秋の霞がかすかに靡いて、真上の空は全く悲しいまでに冴えていた。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
停車場から左寄りの山蔭と海岸の石垣との間に寂しげな宇野の町が眺められた。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
作例 · 標準
会議室の座席は、壇上に向かって左寄りの席が人気だ。
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この本のイラストは、ページの中央よりも少し左寄りに配置されている。
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「あの店は駅の改札を出て、左寄りの方向にあるよ」
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標準
left of center (politically)
作例 · 標準
彼は若い頃から考え方が少し左寄りで、既存の体制に疑問を投げかけてきた。
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この政党は左寄りの政策を掲げており、労働者の権利保護を重視している。
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「あの評論家は、昔からずっと左寄りの意見を主張しているね」
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