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物界

ぶっかい
名詞
1
標準
文例 · 用例
換言すれば、それらの唯物界や機械界やは、詩人によって新しく発見された詩美であって、趣味としての選択に属している。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
物界広しといえどもユトランドの荒地に適しそこに成育してレバノンの栄えを呈わす樹はあるやなしやと彼は研究に研究を重ねました。
信仰と樹木とをもって国を救いし話 デンマルク国の話 青空文庫
三十八章の一節より三十八節までは宇宙の諸現象の中に神の穎智と力を認めたものであったが、三十九節以下四十一章までは生物界において神の穎智と愛を――殊に愛を強く――認めたものである。
内村鑑三 ヨブ記講演 青空文庫
少なくも自分の家の植物界ではそういうことになっているようである。
寺田寅彦 五月の唯物観 青空文庫
これらの小片は動植物界のものばかりでなく鉱物界からのものもあった。
寺田寅彦 浅草紙 青空文庫
ついでながら、人間のする大概の所業は動物界にもその原型を見出すことが出来るが、ただ「煙」をこしらえてそれを吸うという芸当だけは全く人間だけに限るようである。
寺田寅彦 ゴルフ随行記 青空文庫
しかしその植物界の「社会状態」が火山でない山とはだいぶ様子が違っているらしく見える。
寺田寅彦 箱根熱海バス紀行 青空文庫
夏から秋へかけての植物界の天然の色彩のスペクトルが高さ約千米の岩壁の下から上に残らず連続的に展開されてゐるのである。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫