同声
どうせい
名詞
標準
文例 · 用例
僧達 ――(一同声を揃えて)お許し下さい。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
』 と一同声を揃へて、各自に頭を下げるのであつた。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
西丸詰めの侍のうち、弓術にかけてはまず源兵衛と人も許し自分も許すその手練の引き絞った弓、千に一つの失敗もあるまいと、供の一同声を殺し、矢先に百の眼を集めたとたん、弦音高く切ってはなした。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
科学者たちが、適切な共同声明を発表しているのに、文学者は、なぜそのようにあっさりと、はっきりと行為しないのでしょうか。
— 宮本百合子 『戦争・平和・曲学阿世』 青空文庫
一同声を呑んで十郎兵衛の言葉を待っている。
— 林不忘 『寛永相合傘』 青空文庫
それっというので若い者が釣瓶を手繰って苦もなく引揚げたが、井戸の縁まで上って来た女の屍骸を一眼見て、三次初め一同声も出ないほど愕いてしまった。
— 霙橋辻斬夜話 『早耳三次捕物聞書』 青空文庫
」霧隠才蔵 すると一同声を上げ、「お頭が殺されてたまるものか!
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
文部省によって組織されている教育刷新委員会が四七年四月、議会に教員組合の団体協約を破棄しようとする建議を行ったことに対し、その点については利害を一にする二つの組合は文部省に対して共同声明を行った。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫