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小若

こわか
名詞
1
標準
文例 · 用例
何時の間に誰が教唆したか所謂小若い衆と稱する兼次等の仲間が其家に惡戲をはじめた。
長塚節 芋掘り 青空文庫
榛軒は早晩致仕して、貴顕の交を断ち、此小刀を佩び、小若党一人を具して貧人の病を問はうと云つてゐたさうである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
三国屋の亭主といふのは、長らく役場の使丁をした男で、身長が五尺に一寸も足らぬ不具者、齢は四十を越してゐるが、髯一本あるでなし、額の小皺を見なければ、まだホンの小若者としか見えない。
石川啄木 赤痢 青空文庫
三國屋の亭主といふのは、長らく役場の小使をした男で、身長が五尺に一寸も足らぬ不具者で、齡は四十を越してゐるが、髯一本あるでなし、額の小皺を見なければ、まだホンの小若者としか見えない。
石川啄木 赤痢 青空文庫
唐沢氏の関心をもつ婦人というのは主に玄人筋で、それも、ひところは柳橋の小若というのへ入れあげて、おさらい時には踊り衣装の一式を自分で見立て、京都へ誂えてやるという執心ぶりだった。
矢田津世子 女心拾遺 青空文庫
凡そ江戸ッ児として、大若小若の万灯、樽天王を見て気勢わぬものは一人もなく、ワッショイ!
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
悪太郎の父は、ませていたその頃の小若衆、井坂の浜さんが文字春さんのところへくる夜、格子の敷居に犬の糞をぬっておいた。
長谷川時雨 古屋島七兵衛 青空文庫
此は、村方に於ける小若衆・若衆の関係を、寺方で行つた形と言ふ事が出来ます。
――花祭り解説―― 山の霜月舞 青空文庫