お汁
おつゆ異読 おつけ
名詞
標準
broth
文例 · 用例
「一郎、いまお汁できるから少し待ってだらよ。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
「さ、お汁がさめますよ、お朝飯にしましょ」と云ってかやの体を半分抱き乍ら納屋と裏庭の竹の四つ目垣の間を通って、母屋の茶の間へ連れて来た。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
「まだ、へい、何にもござりましねえね、いんま蕨のお汁がたけるだが、お飯は昨日の冷飯だ、それでよくば上げますがね。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
汝を贔屓に目が眩んで、今までは知らなかったが、海に千年、川に千年、劫を経た古狸、攫出してお汁の実にする、さあ失せろ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」「女中さんは買物に、お汁の実を仕入れるのですって。
— 泉鏡花 『女客』 青空文庫
が、近附いて見ると、坂東、沢村、市川、中村、尾上、片岡、役者の連名も、如件、おそば、お汁粉、牛鍋なんど、紫の房の下に筆ぶとに記してあった…… 松崎が、立寄った時、カイカイカイと、ちょうど塀の内で木が入って、紺の衣服に、黒い帯した、円い臀が、蹠をひょい、と上げて、頭からその幕へ潜ったのを見た。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
たべきれないちしやの葉が雨をためてゐるけさはけさのほうれんさうのおしたし霜の大根ぬいてきてお汁ができた こんな句がいくらでも出来ます。
— 種田山頭火 『雑記』 青空文庫
…… 七月一日今朝はまたずゐぶん早かつた、御飯ができお汁ができてもまだ夜が明けなかつた。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「broth」である。
「broth」という意味で使われることが多い。
broth」という概念は重要だ。
その出来事は「broth」の良い例だ。