カシア
カシア
名詞
標準
cassia (Cinnamomum aromaticum)
文例 · 用例
そこから、だらだら坂になっているアカシア並木の赭土の途を揺られながら、ペル・※ュウ村の木立の上に風車の廻っているロダンさんの粗末なお宅につくと、薔薇園の木戸口に肉体の彫刻的に締った、銀髪のロダン夫人が立って、妾を迎えてくださいました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
彼は眼を瞑り、先程まで、水際のアカシアの葉を洩れて、うすく落ちていた夕方の日影が、この時、ほっと消えて、あたりが急に、うすら青い影にはいったのを、閉じた眼蓋の裏から、ぼんやり感じながら、水に浮んでいた。
— 中島敦 『プウルの傍で』 青空文庫
そこは坂の中途で、アカシアの街路樹が少し断れて、暗い街燈の立っている所であった。
— 中島敦 『プウルの傍で』 青空文庫
『列車は過って軌道を滑り出した後、数百ヤードの間|軌道に沿うて流れておるランカシアー運河の中へ陥没してしまったものだろう』と。
— コナン・ドイル 『臨時急行列車の紛失』 青空文庫
『折焚柴記』に見えた霊山の蛇など、蛇が竜となって天上した談は極めて多い(蛇が竜に化するまでの年数の事、ハクストハウセンの『トランスカウカシア』に出づ)。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
ハクストハウセンの『トランスカウカシア』にいわく、ある若き牧牛人|蛇山の辺に狩りし、友に後れて単り行く、途上美しき処女が路を失うて痛哭くに遭い、自分の馬に同乗させてその示す方へ送り往く内、象牙の英語で相惚と来た。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
ハクストハウセン説に、トランスカウカシア辺で伝えたは、蛇中にも貴族ありて人に見られずに二十五歳|経れば竜となり、諸多の動物や人を紿き殺すためその頭を何にでも変じ得。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
また人が蛇に化けて所願を遂げた例もありて、トランスカウカシアの昔話に、アレキサンダー大王はその実偉い術士の子だった。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
このスパイスブレンドには、カシアの香りが隠し味として使われている。
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カシアはシナモンによく似ているが、より強い香りが特徴だ。
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「この独特の甘い香りは、カシアかな?」
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漢方薬には、しばしばカシアの樹皮が用いられる。
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