ちょっとそこまで
ちょっとそこまで
表現
標準
nowhere in particular
文例 · 用例
「私もその時分はこれでなかなか肯かん坊だったから、ああこれなら安心だと監視の手が緩んだ時分に、ちょっとそこまで行くふりして、不断着のまま蟇口だけもって飛び出してしまったんです。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
「どこかへ往くのか」「ちょっとそこまで往って来ますわ」「どこだね」「ちょっとそこですわ」「飯を喫ってからにしちゃ、どうだね、俺も往くよ」「でも、私、ちょっと歩いて来ますわ」「じゃ、俺も散歩しよう」「でも、家は」「家は留守番が出来たから宜いよ」「そう」 順作は起って父親の方を見た。
— 田中貢太郎 『藍瓶』 青空文庫
花屋の定吉、納所の了哲も手伝いまして、朝から掃除にかかって居りましたが、その日の夕方、ちょっとそこまで行って来ると云って出ましたままで、再び姿を見せません。
— 地蔵は踊る 『半七捕物帳』 青空文庫
ちょっとそこまでと別口のおせじでもいってな、のがさねえように、うまく引いてきな」「心得たり!
— 左刺しの匕首 『右門捕物帖』 青空文庫
風呂をすませて、夕飯を食って、今夜はここに泊まるはずであったが、上原はちょっとそこまで行ってくるといって、好子を残して出たままで今に帰って来ないのをみると、自分はきっと置き去りにされたに相違ない。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
森先生の許へといえば、また何とか意地悪い事を言われるのがいやさに、それとなく、「ちょっとそこまで……」と答えた。
— 竹久夢二 『先生の顔』 青空文庫
「ちょっとそこまでならいいでしょう。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
「ちょっとそこまで行って来るとおっしゃって、そとへ出ていらしたばかりですよ。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
作例 · 標準
「どちらへ?」「ちょっとそこまで。」
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ちょっとそこまで散歩に行ってきます。
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ちょっとそこまで買い物に行くから、すぐ戻るよ。
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