弁当代
べんとうだい
名詞
標準
lunch money
文例 · 用例
細かく言えば高価なフィルムの代価やセットの値段はもちろん、ロケーションの汽車賃弁当代から荷車の代までも予算されなければならないのである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
しかし春次に言わせると、お神の勘定高いにはほとほと呆れることばかりで、銀子を見に行った時も、春次はお神に誘われ、松島見物でもするつもりで出かけたのだったが、帰って来ると、往復の汽車賃や弁当代までを割勘にし、毛抜きで抜くように取り立てられたのであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
刑務所を出る時、大阪で働くというと大阪までの汽車賃と弁当代、ほかに労働の報酬だと二十一円戴いた。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
最初は、切符を会員で分担して売ることになっていたが、いざとなると、思った三分の一も売れず毎日の小屋代、大道具代、衣裳代、弁当代、かつら代などの調達に、初日早々から、四苦八苦の有様だった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
刑務所を出る時、大阪で働くというと、大阪までの汽車賃と弁当代、ほかに労働の報酬だと二十一円戴いた。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
モリやカケはあまり売れず、弁当代りと見えておかめなんぞよく売れると聴いた。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
お医者に診てもらいに行く時には制帽がよろしいが、弁当代りにサンドウィッチを喰いに行く時は鳥打帽にかわる。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
伊藤のいるパラシュートでは、六時まで居残りのときは「弁当代を出して貰わなければ、どうもならん」と、云っている。
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
作例 · 標準
毎日のように外食していると弁当代だけで月に数万円も飛んでいくため、ついに自炊を決意した。
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妻から「今月は少しピンチだから」と、一週間分の弁当代として五千円だけを手渡された。
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会議が長引いてお昼をまたいだため、会社から参加者全員に特上寿司の弁当代が経費で支給された。
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