軟化症
なんかしょう
名詞
標準
malacia
文例 · 用例
最も早くからケーテの才能を認めて、そのために一部の者からは脳軟化症だなどと悪罵された批評家エリアスは、心をこめて、この連作が「確りしたつよい健康な手で、怖ろしい真実をもぎとって来たような像である」ことを慶賀した。
— 宮本百合子 『ケーテ・コルヴィッツの画業』 青空文庫
「脳軟化症というのはどんな病気かね。
— ДУЭЛЬ 『決闘』 青空文庫
……おととい、あれの亭主が脳軟化症で死んだという手紙が来たんだ。
— ДУЭЛЬ 『決闘』 青空文庫
心臓弁膜症に因る脳軟化症である。
— 外村繁 『澪標』 青空文庫
二 果して脳軟化症の再発による意識不明なのだった。
— 外村繁 『夢幻泡影』 青空文庫
この三月、妻がこの病気で倒れたとき、この脳軟化症という病気は、脳溢血よりも軽く、回復も早いが、度度起る心配がある由を、医者から私は告げられていた。
— 外村繁 『夢幻泡影』 青空文庫
妻の神経痛は、脳軟化症同様心臓弁膜症に因るもので、治癒の方法はないという。
— 外村繁 『夢幻泡影』 青空文庫
引き渡しはしたが、どっと病みついて、三週間ばかり床についていたが、突然、脳の軟化症を起こして、五日目に亡くなってしまった。
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫