薇
ぜんまい異読 ゼンマイ
名詞
標準
Japanese royal fern (Osmunda japonica)
文例 · 用例
マラルメやヴェルレエヌの関係していた La Basoche, ヴェルハアレン一派の La Jeune Belgique, そのほか La Semaine, Le Type. いずれも異国の芸苑に咲いた真紅の薔薇。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
火に充ちし手のナポリの聖女、心菫に泣ける薔薇、聖ギヂルが花、汝は見しや天の砂漠に汝が十字架?
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
さうして、薔薇の花のやうな、とてもよい薫りがする。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
薔薇の花よりも見ごたへがあるやうにも思はれる。
— 太宰治 『金錢の話』 青空文庫
母体の山脈は、あとに退き、うすれ日に透け、またはむれ雲の間から薔薇色に山襞を刻んで展望図の背景を護っていた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
朝日がひむがしの海より出で、山の小額を薔薇色に染めかけるとき、この水の底から湧く泡の玉は特に数が多い。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
そのすきとほった氷の穴から黝んだ松林と薔薇色の雪とが見えました。
— 宮澤賢治 『氷と後光』 青空文庫
ベルクソンは、薔薇の匂を嗅いで過去を回想する場合に、薔薇の匂が与えられてそれによって過去のことが連想されるのではない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
作例 · 標準
春の山登りで見つけた薇を丁寧にアク抜きして、今晩の夕食はお浸しにしよう。
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薇やワラビなどの山菜採りは、村の老人たちにとって毎年の恒例行事だ。
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乾燥させた薇は保存が利くので、冬の間の貴重な栄養源として重宝されてきた。
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