振らす
ふらす
動詞
標準
文例 · 用例
則ち之を文化文政以前のものとするは許すべからざることなるに、何の根據あつて天津教はかゝる幼稚の筆を以て、名筆隱れなき後醍醐天皇の御物し給ふなどと言振らすものぞ。
— 狩野亨吉 『天津教古文書の批判』 青空文庫
譬へば、有名な調伊企儺の妻、大葉子が詠んだ歌、韓国の城の上に立ちて、大葉子は領巾振らすも。
— 折口信夫 『「八島」語りの研究』 青空文庫
日本へ向きて――欽明紀「領巾振らすも」と敬語になつて居る。
— 折口信夫 『「八島」語りの研究』 青空文庫
比較的心臓の弱い「専門家」は自分の専門領域以外へは決して眼を転じないことをアカデミシャンの節操のように思っているし、之に反して、比較的心臓の強い「専門家」は自分の専門領域以外へ出て出鱈目なことを云い振らす。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
棍も葉もないことを言ひ振らすとははなはだ迷惑をいたす。
— 色若衆 『錢形平次捕物控』 青空文庫