傘鉾
かさぼこ
名詞
標準
combined umbrella and halberd carried on floats in some festivals
文例 · 用例
而も此には、伊勢踊りの要素が十分にとり込まれて居る事は、其演芸種目に伊勢踊りのある事から見ても知れる訣だが、第一、傘ぼうろくと称する、其|傘鉾が証しても居る。
— ――第四回郷土舞踊と民謡の会・批判―― 『感謝すべき新東京年中行事』 青空文庫
呪師田楽の地方的本拠なる伯州大山寺に近い、出雲西南の社々には、田楽の変体らしい傘鉾行列の群舞を行うてゐて、而も、念仏踊りと称へて居る。
— 折口信夫 『古代研究 追ひ書き』 青空文庫
さて、長崎宮日に担ぎ出される傘鉾の頭の飾りをだしものといひ、木津のだいがくの柱頭のしるしをだしと言うてゐるのは、今日なほ山車の語原を手繰りよせる有力な手掛りである。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
さて長崎|宮日の傘鉾のだしものは、田楽師の藺笠の飾り物乃至獅子舞・手古舞の花笠と一つだといふと、不審を立てる人もあらうが、まづ聞いて貰ひたい。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
祇園の傘鉾にも四条西洞院のものには、傘の上に花瓶を据ゑて、自然木の松と三本の赤幣束が挿してあり、綾小路や室町のものも傘の上の金鶏が卵を踏んでゐる後に、金幣が二本立てられてゐた。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
更に古く尺素往来の所謂|大舎人の鵲鉾は実は異本にある笠鷺鉾の誤りであらうと言ふ事は、武蔵総社の田植ゑに出た傘鉾にだしとして鷺の飾りの附けられてゐるのを見ても明らかである。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
住吉踊りの傘鉾にも幣束のだしの附いたのがほんとうで、今一度話す機会はあるが、踊りの中心となる柱が多く傘鉾で、其柄の端には、花なり偶像なりの依代を立てる必要がある。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
但し今一つ考へに入れて置かねばならぬのは、傘鉾の形式で、此は竿と笠とだしとの三つの要素で出来て居る事である。
— 折口信夫 『だいがくの研究』 青空文庫
作例 · 標準
祇園祭の山鉾巡行では、豪華な傘鉾が目を引く。
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祭りの日に、子供たちが小さな傘鉾を持って練り歩いていた。
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傘鉾には地域の守り神が描かれていることが多い。
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伝統的な傘鉾の製作には、熟練の職人技が光る。
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