太鼓腹
たいこばら
名詞
標準
potbelly
文例 · 用例
が、太鼓腹を突出して、でれりとして、團扇で雛妓に煽がせて居るやうなのではない。
— 泉鏡太郎 『春着』 青空文庫
」 と、甘谷という横肥り、でぶでぶと脊の低い、ばらりと髪を長くした、太鼓腹に角帯を巻いて、前掛の真田をちょきんと結んだ、これも医学の落第生。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
何を、嫁はメソ/\泣いてゐるだ、どうせ太鼓腹、ツン出しては歩るきにくかべ、腹の子、オリないやうに馬車の上にうんとこさ、布団重ねて乗つて行つたらよかべ。
— 詩集(3)小熊秀雄詩集1 『小熊秀雄全集-4』 青空文庫
あの太鼓腹の曲者が、遺産をすつかり横領してしまつたのだよ。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
」「いやあ、あんたの言われることには、ほとほと驚き入りますなあ、お隣りさん」と、太鼓腹のサボテンが申しました、「毎日あんなにどっさり水を掛けてもらっている癖に、それでもまだ不足だと言うんですかね?
— ATTALEA PRINCEPS 『アッタレーア・プリンケプス』 青空文庫
』そう言うと彼は、さっそく例のスコットランド式の着物をヨーロッパ風の洋服に著換えて、太鼓腹をギュッと尾錠でしめつけ、オーデコロンをふりかけて、防寒用の縁無帽を手にとると、書類を小腋にかかえて、売買登記をすませるために民事裁判所をさして出かけた。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
恐らく、こんなことから彼を太鼓腹と呼び始めたものだらう。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
夕食前の閑つぶしに読んでいた小説を、太鼓腹の上に伏せて、片手で美事な禿げ頭をツルリと撫で上げながら、大きな欠伸を一つした。
— 夢野久作 『霊感!』 青空文庫
作例 · 標準
運動不足と不摂生な食生活が原因で、彼は太鼓腹になってしまった。
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昔の絵画には、裕福な商人たちが描かれ、その多くが太鼓腹をしていた。
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健康のために、まずはこの太鼓腹を何とかしなければと彼は決意した。
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