出軍
しゅつぐん
名詞
標準
expedition
文例 · 用例
扨別紙ニ認候事ども御直ニ御聞被成候得バ、自然近年中御出軍の時も、よ程御心当ニも相成申べく、何卒たれか長崎の方ニ御遣可被成や奉伺候。
— 慶応二年十二月四日 坂本権平あて 『手紙』 青空文庫
しかし、如何せん、織田家の四隣は余りにも多事で、先年は伊勢へ出征し、この五月には長篠の大戦を果し、兵馬を休める遑もなく、また直ちに北陸へ出軍の準備中にあるというような実状である。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
難波の淀の口に、たくさんの船を借りあつめ、今か今かと、ご出軍を待っていたが、とうとうお沙汰なしで、えらい手違いをやってしもうた。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
今日、義経の出軍に、何と主君から叱られようが、追いついて戦に参加するのだというのである。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
もし謙信が、信玄同様に大事をとり常識をまもって、川中島へ出軍したとしたら、その戦前、また周囲の情勢などから判じて、到底越後上杉の名誉はあり得なかったところだった。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
では」「出軍の――用意を」「は」 朱房の吹螺を高く手にもち、高力新九郎は、息いっぱい、吹き鳴らした。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
――で、邪げのない湖上を押しわたって、ふたたび叡山以西に出軍する日の遠からぬことを、藤吉郎も今思いあわせた。
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫
「御軍議だろうか」「いうまでもない」「出軍とすれば、どこへであろう」「さあ、どこへだか」「川中島か、善光寺|平の西か」「上杉家とは、和議が成っておるはずだが」「わかるものか。
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
王の出軍の合図とともに、数万の兵が地響きを立てて敵国へと進撃を開始した。
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かつての英雄が長い沈黙を破って出軍するという知らせに、民衆は勝利への希望を抱いた。
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冬の厳しい寒さの中での出軍は兵士の士気を下げると、側近たちは慎重な意見を述べた。
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