桃栗
ももくり
名詞
標準
文例 · 用例
」「桃栗三年、三歳だよ、ははは。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
桃栗何年とか云われるように桃は一体不思議なほど早く生長して早くなるものである。
— 黒島傳治 『短命長命』 青空文庫
桃栗三年柿八年といふが、桃は白桃がある、何年目から生つたか忘れたが、生つても、石のやうで一つも喰へぬ。
— 横瀬夜雨 『五葉の松』 青空文庫
」「按摩の柿の市さんの子で」「あ、あの桃栗三年の柿の市か、按摩は下手だが、頑固でうるさくて、鬼のやうな顏をした不氣味な盲目ぢやないか」 八五郎はそれを知つて居たのです。
— 敵の娘 『錢形平次捕物控』 青空文庫
桃栗三年柿八年といってな、何でも約束があるんだよ。
— 壺井栄 『柿の木のある家』 青空文庫
「桃栗三年柿八年」という。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫
うまくいっているか」「桃栗は三年、柿は八年、梅は十八年ということを申しますが、御存じでございますか」「しかしそのなかには松はないようだぞ」 敦信はこう云って愉快そうに笑った。
— 山本周五郎 『いさましい話』 青空文庫