釣り針
つりばり
名詞
標準
fish hook
文例 · 用例
そのときに始めて気のついたことは、この花のおしべが釣り針のように彎曲してその葯を花の奥のほうに向けていること、それからめしべの柱頭はおしべよりも長く外方に飛び出してしかもやはり同じように曲がっているということである。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
注意してみると、どの魚にも頭か背か腹かにきっと爪のあとが残っているので、それは網や釣り針にかかったものでなく、何かの動物に捕えられたものであることが確かめられた。
— 岡本綺堂 『深川の老漁夫』 青空文庫
オランダ人で伝法肌といったような男がシェンケから大きな釣り針を借りて来てこれに肉片をさし、親指ほどの麻繩のさきに結びつけ、浮標にはライフブイを縛りつけて舷側から投げ込んだ。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
その次には、鰻のいる穴の中へ釣り針をさしこんで、鰻の鼻先に見せびらかす方法がある。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
また魚を釣る時の釣り針だとか、魚を突き刺す時の銛にも、骨や角で作つたものでなければ役に立たないのでありまして、常陸の椎塚といふ貝塚からは、鯛の頭の骨に、骨で作つた銛がさゝつたまゝ發見せられたのがありました。
— 濱田青陵 『博物館』 青空文庫
いなばの兎の話、鯛の喉から釣り針を取る海神の宮の話、藤葛の衣褌や弓矢に花の咲く春山霞男の話、玉が女に化する天の日矛の話、――これらを我々はお伽噺と呼び得ぬであろうか。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
それに釣り針を五、六本つける。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
一尾かかっても急にあげないで、十センチ、二十センチとゆるゆるあげてくると、次から次へと釣り針五、六本にワカサギが釣れてくる。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
作例 · 標準
釣り竿を扱うときは注意してください。釣り針は鋭いです。
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彼は誤って釣り針で指を刺してしまいました。
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魚の種類に応じた適切なサイズの釣り針が釣果には重要です。
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ウィキペディア
釣り針(つりばり)は、魚釣りに用いる針。多くの場合J字型に彎曲させてある。一般的には釣用の針は「鈎」と表記されることが多い。また、「鉤」の字が用いられることもある。
出典: 釣り針 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0