竜田姫
たつたひめ
名詞
標準
Tatsutahime
文例 · 用例
……峰には、その錦葉を織る竜田姫がおいでなんだ。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
お珊が黙って、此方から差覗いて立ったのは、竜田姫の彳んで、霜葉の錦の谿深く、夕映えたるを望める光景。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
其の火は朝露に晃々と、霧を払つて、満山の木の葉に映つた、松明は竜田姫が、恁くて錦を染むる、燃ゆるが如き絵の具であらう。
— 泉鏡花 『貴婦人』 青空文庫
中禅寺湖に至れば錦繍の屏風の中に磨ぎ出だせる一面の鏡、竜田姫の化粧道具うつくし。
— 正岡子規 『日光の紅葉』 青空文庫
(大正元年 十一月八日)暮秋の日 竜田姫のうっとりと眼を細くし、またぱっと目を※らく様な、曇りつ照りつ寂しい暮秋の日。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
作例 · 標準
山々が色づき始めたのは、竜田姫が美しい錦を織り上げたからに違いない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
竜田姫の訪れを告げるかのように、ひんやりとした秋風が頬をかすめた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古今和歌集には、紅葉を司る竜田姫を詠んだ美しい歌がいくつも収められている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview