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弓張月

ゆみはりづき
名詞
1
標準
half-moon
文例 · 用例
それから後は親類の家などへ往って、児雷也物語とか弓張月とか、白縫物語、田舎源氏、妙々車などいうものを借りて来て、片端から読んで一人で楽んで居た。
幸田露伴 少年時代 青空文庫
それから「西遊記」、「椿説弓張月」、「南総里見八犬伝」などでやや「人情」がかった読み物への入門をした。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
中学時代の初期には「椿説弓張月」や「八犬伝」などを読んだ。
寺田寅彦 読書の今昔 青空文庫
馬琴の作るところ、長篇四五種、八犬伝の雄大、弓張月の壮快、皆|江湖の嘖々として称するところなるが、八犬伝弓張月に比して優るあるも劣らざるものを侠客伝と為す。
幸田露伴 運命 青空文庫
其二 弓張月の漸う光りて、入相の鐘の音も収まる頃、西行は長谷寺に着きけるが、問ひ驚かすべき法の友の無きにはあらねど問ひも寄らで、観音堂に参り上りぬ。
幸田露伴 二日物語 青空文庫
あの然やう、八犬伝は、父や母に聞いて筋|丈は、大抵存じて居りましたし、弓張月、句伝実実記などをよんだ時、馬琴が大変ひいきだつた。
泉鏡花 いろ扱ひ 青空文庫
月夜の白張、宙釣りの丸行燈、九本の蝋燭、四ツ目の提灯、蛇塚を走る稲妻、一軒家の棟を転がる人魂、狼の口の弓張月、古戦場の火矢の幻。
泉鏡花 吉原新話 青空文庫
御覧なさいまし、『八犬伝』は結城合戦に筆を起して居ますから足利氏の中葉からです、『弓張月』は保元からですから源平時代、『朝夷巡島記』は鎌倉時代、『美少年録』は戦国時代です。
幸田露伴 馬琴の小説とその当時の実社会 青空文庫
作例 · 標準
今夜は雲一つない空に、美しい弓張月が輝いている。
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池の水面に弓張月が映り込み、幻想的な光景が広がった。
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窓の外には弓張月が出ていて、夜道を明るくしていた。
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