突き放し
つきはなし
名詞
標準
文例 · 用例
物も言わずに突き放して、立ち去った。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
書いたものをじっくり吟味すれば、自分はなぜそう感じるのか、そう考えるのか、突き放して調べられることを体験していきます。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
けれどあらためて突き放して見れば、縦組みの読みやすい表示は、日本の読者に手渡される電子本にとっては最初に達成しておくべき課題でしょう。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
「そんな、ホームズ先生、まさかいきなりわたくしを突き放したりなさいませんよね!
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
「じゃ、ヤマ、悪いけど、ひとりで帰って、クソして、寝ろよ」と、慶一が突き放した。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
然し養父は酒の勢を藉りて私を突き放しました。
— 長塚節 『教師』 青空文庫
実は、今朝あの方は一度、ダビデの詩篇九十一番のあの讃詠を弾いたのですが、昼の鎮魂楽の後には、火よ霰よ雪よ霧よ――を弾くはずだったのです」「いや、僕は礼拝堂の内部の事を云っているのですよ」と法水は冷酷に突き放した。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
したがって、どこぞという特徴もないのだ」とむしろ冷酷に突き放してから、熊城の方を向くと、彼は満面に殺気を泛べて云い放った。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫