幻辞.com

海鳴り

うみなり
名詞
1
標準
oceanic noise
文例 · 用例
そういう晩によく遠い沖の海鳴りを聞いた。
寺田寅彦 夕凪と夕風 青空文庫
火の島宮沢賢治海鳴りのとゞろく日は船もより来ぬを火の山の燃え熾りて雲のながるゝ海鳴り寄せ来る椿の林にひねもす百合掘り今日もはてぬ
宮沢賢治 火の島 青空文庫
韃靼海の深い、遠い、冥い響きが、海鳴りが、波の音が、潮騒が、 あ、きこえる、きこえる。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
なんだかそこからオルガンがひびいてくるような気がしましたが、でもそれは海鳴りの音をききちがえたものでした。
DE VILDE SVANER 野のはくちょう 青空文庫
魚はまい日まい日丘の上で、海鳴りを聴く苦しい生活をしました。
童話集 小熊秀雄全集-14 青空文庫
天も海も真黒に塗りつぶされた闇のなかに、カンテラの光りがかすかに明滅し、海鳴りと風の咆哮とが、その音を競い合った。
島木健作 鰊漁場 青空文庫
津輕海峽を渡る船の上、雨のそぼ降る海鳴りを闇のなかに聞いたとき、かつて遠い他人のものであるに過ぎなかつた一つの誘惑を自分自身に感じた。
島木健作 第一義の道 青空文庫
不潔な燈火の下を飛び交ふこれらの新奇な鼻音と、交流する世界の諸潮流の海鳴りとが、私の頭蓋中で互の協和音を発見し合ひ、響かせ合つた。
富永太郎 断片 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア

海鳴り(うみなり)とは、海から聞こえてくる轟音のこと。その多くは海岸付近において聞かれる。基本的に低い周波数の音を含んでいる。

出典: 海鳴り — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0