老衲
ろうのう
名詞
標準
elderly priest
文例 · 用例
ことに津守の浄建寺の洸山老衲とは、いと入懇に渡らせられ、老衲が、『六十七万石も持たせたまえば、誰も紂王の真似などもいたしたくなるものぞ。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
じゃによって一つは三宝の霊験を示さんため、一つはその方の魔縁に惹かれて、無間地獄に堕ちようず衆生を救うてとらさんため、老衲自らその方と法験を較べに罷り出た。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
たといその方の幻術がよく鬼神を駆り使うとも、護法の加護ある老衲には一指を触るる事すらよも出来まい。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
…… 後年|黄檗慧林の会下に、当時の病み耄けた僧形とよく似寄った老衲子がいた。
— 芥川龍之介 『或敵打の話』 青空文庫
「不幸娘の分娩は老衲自身、覚束なくも仕り候。
— 長谷川伸 『幽霊を見る人を見る』 青空文庫
老衲火燵に在り立春の禽獣裏山に雨の中に立春大吉の光あり大正七年二月十日 発行所例会。
— 高浜虚子 『五百句』 青空文庫
暫らくたって、彼は「あの、やめるんじゃったら毎月の積金は、戻して貰えるんじゃろうのう?
— 黒島傳治 『砂糖泥棒』 青空文庫
主あどんなにか大儀じゃろうのう。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
作例 · 標準
山寺を訪れると、一人の老衲が静かに庭の掃除をしていた。
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その老衲は、訪れる人々に穏やかな笑みで法を説き、多くの人々から慕われていた。
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彼は若くして出家し、厳しい修行の末、今では高名な老衲として知られている。
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