沃化
ようか
名詞
標準
文例 · 用例
二、死霊集会の所在 沃化銀板――すでに感光している乾板を前にして、法水もさすが二の句が継げなかった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
また沃化銀の非常に細い粒子を添加してやっても、やはり氷晶が得られることが分った。
— 中谷宇吉郎 『雪』 青空文庫
そういう考えでいろいろ探してみると、沃化銀が、氷と同じく六方晶系に属し、かつ結晶格子の大きさも、一パーセントくらいしか違わないことがわかった。
— 中谷宇吉郎 『雨を降らす話』 青空文庫
この沃化銀の粉を使ってみたら、果して非常に有效であった。
— 中谷宇吉郎 『雨を降らす話』 青空文庫
それで沃化銀をまけば、ドライアイスで冷やす必要はなく、自然の低温そのままでよいことになる。
— 中谷宇吉郎 『雨を降らす話』 青空文庫
ドライアイスの実験も、沃化銀の実験も、その後数回くり返された。
— 中谷宇吉郎 『雨を降らす話』 青空文庫
クリック博士の研究は、そういう所だから、飛行機などはもちろん使えないので、地上で沃化銀をまくという極めて金のかからぬ実験である。
— 中谷宇吉郎 『雨を降らす話』 青空文庫
痩尾根とまでは行かないが、なるべく幅の狭い山脈を選び、その風上側八合目くらいのところに、噴霧器を設置して、沃化銀の粉を風に乗せて吹き出してやる。
— 中谷宇吉郎 『雨を降らす話』 青空文庫