家捜し
やさがし
名詞
標準
文例 · 用例
家捜しが手間どったら寄らずに帰る」切り取った回数券はじかに細君の手へ渡してやりながら、彼は六ヶ敷い顔でそう言った。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
人を雇い、押し込んで家捜しをさせたのが二度。
— A SCANDAL IN BOHEMIA 『ボヘミアの醜聞』 青空文庫
いつ警察が私の身体を探ったり、家捜しをするか分かったもんじゃない。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
なんなら、ゆうべたたいた鼓を家捜ししてやってもいいぜ」「…………」「黙ってたんじゃわからねえよ。
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
家捜し穴捜しとなりゃ、伝六様も日本一なんだからね。
— 卒塔婆を祭った米びつ 『右門捕物帖』 青空文庫
あのひょろひょろとした長っぽそい二階家がそうだというんですよ」 家捜しとなれば伝六自慢の一つの芸です。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
何かいわくがあって江戸紫の命を断ったにちげえねえから、家捜しやってみな」「ちくしょうッ、なんとも気に入ったことをおっしゃいましたね。
— 幽霊水 『右門捕物帖』 青空文庫
さて納屋方では兩夫人を内藏に入れ、又家捜しをせられた時の用心に、主人小左衞門が寢所の板敷を疊一疊の幅だけ穿つて、床下に疊を敷き、藏からそこへ移すことの出來るやうにして置いた。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫