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名詞
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標準
文例 · 用例
馬ならずとも、牛ならずとも噛みしめて見たいやうな寢よげな若草が叢がつて尖つた葉先きを空の方へげる。
有島武郎 青空文庫
卵色のペンキが眩しく光る向ひの建物の壁際のカンナの列は、燃えるやうな紅と黄の花を勢よく陽にげてゐた。
有島武郎 實驗室 青空文庫
それを實證したとて、それが彼れの妻との悲しい關係を如何する事も出來ないではないかと云つただけでは説明し足りないが、何かさういふやうな不滿がすぐ頭をげてゐたのを彼れは感じないではなかつた。
有島武郎 實驗室 青空文庫
で上体をヂイツとげて、病室の方をみた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
また雪のある地形によっては、石をげた雪だけが、石の影になっていて、光線を吸収しないために、その左右の方が早く解けてしまい、石が卓子で、下の雪がその脚となって、支えているようなこともある。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
匕首が彼の懐で蛇のように鎌首をげた。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
若し、飯場の人たちが、親も子も帰らない事を気遣って、探しに来なかったならば、その親たちと同じ運命になるのであったほど、執拗に首をげる事を続けたであろう。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
われ等はどのやうに焦つても、どのやうに駆けて見ても此地上以外には住めないと同じやうに、あらゆる社会悪の圧迫以外に首をげることは能きないだらうか。
葉山嘉樹 工場の窓より 青空文庫