来迎
らいごう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
coming of Amida Buddha to welcome the spirit of the dead
文例 · 用例
「……橋の上、大通りの辻……高台の見霽と、一々数えないでも、城下一帯、この銅像の見えることは、ここから、町を見下ろすとおんなじで……またその位置を撰んで据えたのだそうだから、土地の人は御来迎、御来迎と云うんだね。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
馴れて、近来はそうまでもなかった処に、日の今日は、前刻城寄の町に小火があって、煙をうかがいに出たのであるが、折から小春凪の夕晴に、来迎の大上人の足もとに、ぬかごのごとく人のゆききするのを、心地よげに、久しぶりに見惚れていた。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
普通の信心深い仏徒や居士の終りには、聖衆来迎、紫雲音楽めでたく大往生というのが常である。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
そんな時は、寝白粉の香も薫る、それはた異香|薫ずるがごとく、患者は御来迎、と称えて随喜渇仰。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
すぐ傍に、空しき蘆簀張の掛茶屋が、埋れた谷の下伏せの孤屋に似て、御手洗がそれに続き、並んで二体の地蔵尊の、来迎の石におわするが、はて、この娘はの、と雪に顔を見合わせたまう。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
暁天日向高千穂峯の御来迎日向の高千穂の峯山の肩黝きに風すでに矢羽根切りて響きわたり、空へ翔けぬ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
往生したのは天保十一年×月十三日で、其の前日の十二日には弥陀如来の来迎を拝したと云われている。
— 田中貢太郎 『女仙』 青空文庫
その時から宮の外祖母の未亡人は落胆して更衣のいる世界へ行くことのほかには希望もないと言って一心に御仏の来迎を求めて、とうとう亡くなった。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
阿弥陀如来が死者の魂を極楽浄土へ導く来迎の図が、寺院に描かれている。
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往生を願う人々は、阿弥陀様の来迎を信じて念仏を唱えた。
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臨終の際に阿弥陀様が来迎するという教えは、多くの人々の心の支えとなった。
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ウィキペディア
来迎(らいごう、浄土教諸宗では、らいこう)とは、仏教において、念仏行者の臨終の際に阿弥陀三尊が25人の菩薩と共に白雲に乗ってその死者を迎えに来て極楽に引き取ること。その様子を描いた図様は来迎図(らいごうず/らいこうず)という。
出典: 来迎 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0