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撲地

撲地
名詞
1
標準
文例 · 用例
市郎はあッと顔を押えながら、腹立紛れの殆ど無意識に、お杉の胸の辺を強く突くと、彼女は屏風倒しに撲地と倒れた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
今走り出でんとする、黄金丸を見るよりも、さては此奴が噬みしならんト、思ひ僻めつ大に怒て、あり合ふ手頃の棒おつとり、黄金丸の真向より、骨も砕けと打ちおろすに、さしもの黄金丸肩を打たれて、「呀」ト一声叫びもあへず、後に撲地と倒るるを、なほ続けさまに打ちたたかれしが。
巌谷小波 こがね丸 青空文庫
とてもかくてもこの外に、鼠を探し捕らんに如かじ」ト、言葉いまだ畢らざるに、忽ち「呀」と叫ぶ声して、鴨居より撲地ト顛落るものあり。
巌谷小波 こがね丸 青空文庫
竄点誤たず、他が右の眼に篦深くも突立ちしかば、さしもに猛き黄金丸も、何かは以てたまるべき、忽ち撲地と倒れしが四足を悶掻いて死でけり。
巌谷小波 こがね丸 青空文庫