夜半
よわ
名詞頻度ランク #29048 · 青空 1954 例
標準
night
文例 · 用例
おのが身の闇より吠えて夜半の秋 黒犬の絵に讃して咏んだ句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
ともあれ蕭条たる秋の夜半に、長く悲しく寂しみながら、物におびえて吠え叫ぶ犬の心は、それ自ら宇宙の秋の心であり、孤独に耐え得ぬ、人間蕪村の傷ましい心なのであろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
飛弾山の質屋とざしぬ夜半の冬 冬の山中にある小さな村。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
前に評釈した「飛弾山の質屋閉しぬ夜半の冬」と同想であり、荒寥とした寂しさの中に、或る人恋しさの郷愁を感じさせる俳句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
さびしい孤独の詩人|夜半亭蕪村の全貌が、目に見えるように浮んで来る俳句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
蕪村は自ら号して「夜半亭蕪村」と言い、その詩句を「夜半楽」と称した。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
まことに彼の抒情詩のリリシズムは、古き楽器の夜半に奏するセレネードで、侘しいオルゴールの音色に似ている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
彼は芭蕉よりもなお悲しく、夜半に独り起きてさめざめと歔欷するような詩人であった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
夜半から降り始めた雨は、明け方には激しい豪雨へと変わっていた。
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遠くの山寺から、夜半の静寂を切り裂くように鐘の音が響いてきた。
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深い夜半に目を覚ますと、隣の部屋で誰かが囁き合う声が聞こえた。
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