外交辞令
がいこうじれい
名詞名詞-の形容詞
標準
diplomatic turn of phrase
文例 · 用例
それにしても、僕はまだ、君が、星田代二の素性をどうして看破したか、そのいきさつを聞いていないんだけれど、よろしかったらどうか――」 内心の侮辱を忍びつつ、これも、所謂『教養階級』の虚飾的な外交辞令であった。
— 佐左木俊郎 『殺人迷路』 青空文庫
「どうも……何度も何度もお眼にかかり損ねまして……やっとお眼にかかれて安心しました」 こうした私の二度目の挨拶は、だいぶ固苦しい外交辞令に近づいていたように思うが、しかし白鷹氏は依然として私を見据えたまま、両手をポケットに突込んでいた。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
勿論今回の事変が、今回のような日本側の決意に照応して起きなかったならば、百万遍各方面代表者を召集して挙国一致を要請しても、単なる国内的な外交辞令以上に出ることは出来なかったに相違ない。
— 戸坂潤 『挙国一致体制と国民生活』 青空文庫
これは決して外交辞令的な、政治臭を帯びたスローガンであつてはならぬと思ふ。
— 岸田國士 『従軍五十日』 青空文庫
そして、咲が、結局国と同じ考えかたをする人間で、只外交辞令だけ円滑なのだと思う。
— 一九四四年(昭和十九年) 『日記』 青空文庫
根室沖が「危険地帯」の発火点になるための外交辞令はととのった形である。
— ――北海道初行脚―― 『望郷』 青空文庫
そして、それは、聡明で機敏なベエコンが自分自身の出世のためになして受けた損害を、短期で軽率なエセックスが巧みな外交辞令とともに賠償せざるをえなくなったような、傾きかたをした。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
ですから、この芝居は、最初から双方の腹が読めきってやっている芝居で、自然、その渡りゼリフも、双方ともに一物あっての受け渡しなのですから、両方ともに相当の凄味が、底を割ってしまっていて、表面だけはしらばっくれた外交辞令になっている、というのだけのものだから、見ていても存外白ける。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
「あの人はいつも外交辞令ばかりで、本音が見えないね。」
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褒め言葉のようだったが、よく聞けば社交辞令の一つだった。
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彼女は、会議での難しい質問に対して、巧みな外交辞令でうまく切り返した。
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その場を丸く収めるための外交辞令だと、皆が理解していた。
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